月餅をいただきました

この時期の中華圏の行事といえば、中秋節ですね。日本にも中秋の名月ということでお月見をする習慣がありますが、中華圏の中秋節は、祝日にもなる大きな行事です。

先日、夏休みに帰省していた中国人の友人から月餅を頂きまして、あぁそんな季節か、今年の中秋節は何日かな?と思ったら、9月24日!

終わってました・・・。

というわけでまったくタイムリーでなくてすみませんが、中秋節のお話でも。

中国の行事は旧暦で見ます

そもそも、中華圏では季節行事は今でも旧暦で日付を見ているので、それを新暦で計算し直すと毎年日付が異なることになります。中秋節は旧暦の8月15日。それが今年2018年の新暦だと9月24日、来年は9月13日になり、中国や台湾、香港では法定祝日になります。

徐老師は小さい頃、毎年翌年のカレンダーが発表されると、各行事が新暦の何日になるかを探すのが楽しみだったそうです。日本でも、GWが3連休になるか5連休になるか、中日(なかび)に有給休暇を取って大型連休にできるかどうかなどは、毎年ワクワクしながら新しいカレンダーを先までめくって妄想してしまうものですが(え?私だけじゃないですよね)、中国ではそもそも日付から探さないといけないということですね。

中華圏とビジネスがあったり交流があったりされる方は、旧暦の各行事(春節、清明節※、端午節、中元節、中秋節くらいが、この順番でおさえどころ)の日程を予めチェックしておくことがおすすめですね。祝日や連休で先方がお休みになりますし、覚えておいて季節のご挨拶をすると必ず喜ばれると思います。

※近年は、清明節だけは新暦になっているようです。

中秋節といえば月餅

ちょっと話が逸れましたが、中秋節といえば月餅です。中秋節は、中華圏では家族が団らんを楽しむ日であり、そのときにみんなで食べるのが月餅であり、これを友人どうしで贈り合ったりします。月餅の丸い形は、丸いお月様であり、家族の輪、家族の円満という意味も込められているそうです(頂いたのはたまたま四角気味の月餅でしたが)。

というわけで頂きました↓

月餅の中身はいろんな種類があって、メジャーどころは小豆(豆沙)やハスの実(莲蓉)の餡などで、塩漬けにしたアヒルの卵の黄身(蛋黄)やナッツ(五仁)がそれらの餡と一緒に詰まっている場合もあります。最近ではクリーム入りなどもっとバリエーションが増えているそうです。

個人的には、日本人には割と好き嫌いが分かれる味なのではないかと思うので、お土産に買われたりする場合は先に味見をしてみることをおすすめします。けっこうずっしりしており、一個食べたらお腹いっぱいになります。それだけカロリーも高いので要注意です。小豆餡や栗餡なんかは無難ですね。

中秋節の挨拶

最後に中秋節の挨拶。いろいろ凝った言い方はあるようですが、基本は以下だと思います。

中秋快乐(中秋節おめでとうございます。)

祝你和你的家人中秋快乐.(ご家族の皆様に、中秋節のご挨拶を申し上げます。)

中華圏の方とのメールのやり取りなんかでさらっとこういうのを一文入れられるとスマートですね。

それでは。

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